358山田羽書と伊勢御師

ブラタモリの伊勢編第2弾(→http://www.nhk.or.jp/buratamori/list/index.html)を観ていたら,日本最古の紙幣といわれる山田羽書とお伊勢参りとの関わりが出てきた。河崎地区は伊勢神宮門前町への物資の中継地だった問屋街があり,元問屋だった家にはあの山田羽書が偽札とともに保存されていた。
山田羽書には唯一残る旧御師・丸岡宗大夫邸の丸岡の名前が明記されていた。こうして江戸幕府の丁銀や小判との兌換を保証する信用を担保していたことがわかる。
伊勢神宮を案内し参拝・宿泊などの世話をした伊勢御師の実際を知って山田羽書誕生の意味がよくわかった。今回のブラタモリには地形は出てこなかったが,スタッフの知(智)計はさすがである。