1159張本,決勝進出(卓球WTTカップ・ファイナルズ)

WTTカップ・ファイナルズ(12月4日〜7日,シンガポール)で,張本智和は,準々決勝で香港の黄鎮廷(WONG Chun Ting)に 3-1 (11-4, 7-11, 11-6, 13-11) ,準決勝ではブラジルのカルデラノ(CALDERANO Hugo)に 4-1 (11-6, 11-9, 14-16, 11-5, 11-3) ,と勝ち,決勝に進んだ。両試合ともミスの少ない安定した卓球だった。決勝では先週に新世界チャンピオンになったばかりの中国の樊振東(FAN Zhendong)と対戦する。
早田ひなは準々決勝で新世界チャンピオンになったばかりの王曼昱(WANG Manyu)に勝った香港の杜凱栞(DOO Hoi Kem)に 3-1 (11-1, 11-5, 6-11, 11-8) と第1ゲームと第2ゲームの先制で逃げ切った。準決勝では孫穎莎(SUN Yingsha)に 1-4 (11-6, 9-11, 6-11, 9-11, 8-11) と各ゲーム競りながらも孫の強打に及ばなかった。サーブを有効に生かし先手をとってはいたが,ラリーになった時の決定打のミスが響いた。世界トップと互角の打ち合いは早田にとっては大きな自信となったはずだ。来年以降の活躍が期待できる。
女子決勝は孫と準決勝で陳夢(CHEN Meng)にフルゲームの大逆転で勝った王芸迪(WANG Yidi)の対戦となった。世界選手権では準決勝で当たり,孫が王に勝っている。王は第7ゲームの大きなリードから逆転されて 8-10 の大ピンチを粘りきって切り返した。陳は初戦の対石川佳純で運を使い切ったようにみえた。陳は世界選手権では王曼昱に,今大会では王芸迪に,いずれも準決勝で,しかもフルゲームで負けた。
決勝は日本時間の20時から女子決勝,20時45分から男子決勝の予定だ。テレ東ライブ配信でハリーを応援しよう!