1708『日本城郭協会史——昭和・平成・令和のあゆみ——』

書誌情報:公益財団法人日本城郭協会,128頁,非売品,2022年6月1日発行

宇和島出身の井上宗和の提唱によって任意団体・日本城郭協会が1955年に設立となった。城郭に関する唯一の財団法人として認められたのは1967年である。現在の公益財団になったのは2013年であり,その記念事業として編まれたのが本書である。
日本城郭協会は,城を活用した総合学習,城の自由研究コンテスト,親子名城見学会,日本100名城の選定,ヨーロッパ100名城の選定,日本城郭検定,お城EXPO,続日本100名城の選定,日本城郭協会大賞の創設と多くの教育事業によって,城郭の保存・整備や城郭研究者の育成に貢献した。
スタンプラリーや城カードもよく知られるようになった。日本100名城登城認定者の累計人数は4222番(2021年),ヨーロッパ100名城登城認定者数は30城未満36名,50城未満11名,70城未満2名,70城以上2名[うち1名は100城達成!](いずれも2021年12月現在),日本城郭検定1級の平均合格率は4.9%,続日本100名城登城認定者数の累計人数は777番(2021年)と記録されている。城攻めは素人には無理のようだ。
愛媛県立図書館で目にした。冊子以外の情報はHP(→http://jokaku.jp)にはなかった。