1757二宮厚美著『社会サービスの経済学——教育・ケア・医療のエッセンシャルワーク——』

書誌情報:新日本出版社,284頁,本体価格2,100円,2024年1月20日発売

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コロナ禍で保育,教育,ケア,医療,看護,保健などのエッセンシャルワークの必要性と緊急性が再認識された。あわせてそれらを国民に保証する制度的仕組みの脆弱性も浮き彫りになった。
本書は,エッセンシャルワークを社会サービス論と再定義し,言語論のコミュニケーション概念と経済学の労働概念とを統一させる。労働論においては教育労働と学習活動の区別と関連を,家事労働論においては精神代謝ジェンダー視点とを分析している。
エッセンシャルワークの理論的解明は社会サービスの福祉国家型公共サービスへの転換という実践と結びついている。