1809纐纈厚著『戦後日本の武器移転史ーー1945〜2024ーー』

書誌情報:緑風出版,XXIII+215頁,本体価格2,700円,2024年11月29日発行

前著『日本の武器生産と武器輸出ーー1874〜1962ーー』(緑風出版,2023年,[isbn:9784846123147])の続編であり,戦後版にあたる。武器移転は武器輸出と武器輸入を意味している。
日本の「再軍備」から軍需産業の復活,武器輸出三原則や武器輸出規制なき現代までも通観し,兵器製造先進国の道を選択しようとしている「兵器工場国家」日本に警鐘を鳴らしている。
軍事支援を余儀なくされる国際情勢の状況をみるにつけ,軍事産業による巨大な利益構造の検証の必要性はいや増している。