一昨日,坂雲ミュージアムへ客人を案内したあと,その上にある萬翠荘に行く。松山に来たばかりの頃(25年前),名所や旧跡をはしごしたとき以来だ。萬翠荘は木子七郎(きご しちろう)の設計で,1922(大正11)年に旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨(ひさまつさだこと)――秋山好古がフランスに同行した――が別邸として建設したものだ。夏目漱石が松山に居た時下宿していた「愛松邸」はこの敷地にあった。もともとは松山藩の家老屋敷の跡地だった。
さて,入口から入ってすぐ右の部屋で,ちょうど,パネル展「日露戦争〜ロシア兵俘虜が見た明治松山〜」をやっていた。日露戦争時のロシア兵俘虜のパネルや明治の救護員制服の展示などがあった。日露戦争の一齣とロシア人俘虜施設――エントリーで触れたように,愛媛大学城北キャンパスはロシア人俘虜施設のあった場所にある――を知る手がかりとなろう。
残念なのは,折角の展示の資料一覧が置かれていなかったこと。見ておしまいという無料=無資料とはこの種の企画の要改善点だ。
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- 『「坂の上の雲」の松山を歩く』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20091120/1258726677
- 文藝春秋12月臨時増刊号特別企画「『坂の上の雲』と司馬遼太郎」→https://akamac.hatenablog.com/entry/20091019/1255961772
- コンスタンチン・サルキソフ著(鈴木康雄訳)『もうひとつの日露戦争――新発見・バルチック艦隊提督の手紙から――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090727/1248704322
- 秋山好古展および図録→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090320/1237542298
- NHK四国スペシャル「秋山好古の晩年」の放送→https://akamac.hatenablog.com/entry/20081002/1222915537
- 村松友視・浅井愼平・南伸坊・白井佳夫著『伊丹十三――カメレオン男のトリック――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080913/1221293827
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- 伊井春樹著『ゴードン・スミスの見た明治の日本――日露戦争と大和魂――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080220/1203502838
- 坂の上の雲ミュージアム→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070512/1199511906
- 平川祐弘著『天ハ自ラ助クルモノヲ助ク――中村正直と『西国立志編』――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070507/1178531320
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- 木暮太一著『マルクスる?――世界一簡単なマルクス経済学の本――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090213/1234533673
- 《一言自省録》スミスる,ワルラスる,も流行るといい。
- 木暮太一著『マルクスる?――世界一簡単なマルクス経済学の本――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090213/1234533673
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- Keizai Koho Center, Japan 2008: An International Comparison→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080213/1202893148
- 《一言自省録》2010年版は出たかな。
- Keizai Koho Center, Japan 2008: An International Comparison→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080213/1202893148
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- アリアドネ編『思考のためのインターネット――厳選サイト800――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070213/1171335301
- 《一言自省録》「アリアドネ」はまだネットに残っているが…。
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