081道後温泉・ホテル椿館別館の足湯に浸かる

大学正門脇にある桜が満開だった。入学式(4月6日)とほぼ同時期の満開はあまり見たことがない。例年なら葉桜とともに新学期が始まっていた。
地震津波の被害が大きかった福島・宮城・岩手各県の桜は4月中下旬からだ。復興の槌音とともに精一杯咲かせて欲しい。



今回の足湯はホテル椿館別館だ(道後温泉旅館協同組合のマップ→http://www.dogo.or.jp/pc/asiyu/ashiyumap.pdf)。別館敷地の隅にあり,こぢんまりとした足湯である。子規の明治25年の作品を刻み込んだ句碑がどんと据えてある。「陽炎や 苔にもならぬ 玉の石」とある。子規自筆本『寒山落木 巻一 明治18年ヨリ同25年マデ』にある句である*1
湯船はくるぶしまでで浅い。かけ流しに足をさらしていると,「熱い!」と感じるほど熱い湯が出てくる。浅い湯船は高温の湯とバランスをとったもののようだ。ホテルが道後温泉本館からすこし離れており,高温の湯を好む人にとっては思う存分浸かることができる場所といえるだろう。





*1:「webM旅」では国立国会図書館所蔵原本の画像で閲覧できる(→http://www.webmtabi.jp/200803/photos/kanzan1_012_2-08photo.html)。また「オンライン電子図書館 図書館.in」(→http://toshokan.in/book1896.html)や「青空文庫」(→http://www.aozora.gr.jp/cards/000305/card1896.html)でも電子化したテキストで読むことができる。