294文人が愛した城下町の春

ANAカード会員誌「Bird's」vol.72 (2010 Spring) (→http://www.ana.co.jp/amc/reference/anacard/members/birds.html)の特集は「文人が愛した城下町の春」として松山と金沢・輪島を取り上げている。
松山については「子規と秋山兄弟のふる里」として,愚陀佛庵,坂雲ミュージアム道後温泉本館松山城道後温泉駅構内ショップ「SHOP 坊っちゃん列車」,子規記念博物館,民芸伊予かすり会館,砥部焼陶芸館などが紹介されている。もちろん,メインは食べ物関係だ。評者が好む労研饅頭については触れられていない。
もし松山に来ることがあれば,砥部焼伝統産業会館と梅野製陶所まで足を延ばしたらどうだろう。前者は砥部焼の歴史を,後者は砥部焼ではもっとも分業化された製陶所で,砥部焼復興に大きな役割を果たした柳宗悦楠本憲吉との関わりを,それぞれ知る手がかりになると思う。ついでに,さらに時間があれば南に下って古い街並みが残っている内子まで行くのもおすすめだ。