118大原美術館,倉紡記念館,大橋家住宅

11日(日),倉敷に行く。倉敷には何度か来ていて,初めてではない。大原美術館(→http://www.ohara.or.jp/201001/jp/index.html)ではよく知られている西洋美術だけでなく,砥部焼にも縁がある富本憲吉,濱田庄司バーナード・リーチらの工芸作品もじっくり見ることができた。何度見ても飽きない美術館である。喫茶エル・グレコでコーヒーを飲んだのはいうまでもない。
アイビースクエアの一角にある倉紡記念館(→http://www.kurabo.co.jp/kurabo_kinenkan/index.html)はクラボウ120周年ということで入館料が無料だった。説明パネルなどはやや古ぼけてはいたが,明治から日本の産業を支えた紡績業の歴史をじっくり学ばせてもらった。大原社研のコーナーでは久留間鮫造や鈴木鴻一郎の写真も確認できた。
重要文化財大橋家住宅(→http://www.ohashi-ke.com)も一見の価値がある。美観地区とは大通りを挟んで反対側にあり,観光客もそう多くない。水田・塩田開発で大地主となり,金融業で財をなし,江戸末期には庄屋をつとめた大橋家の財力を物語る家だった。
美観地区の井上家住宅は修理中だった。旧大原家住宅は4月から新しいコミュニティの場として公開されるようだ。