658米山書ペーパーウェイト(「龍游鳳舞」)

先日米山書ペーパーウェイトのエントリーを書いた縁で(関連エントリー参照),製造・販売している「うさぎ堂」の T さんとお会いすることができた。米山やペーパーウェイトについていろいろと学ばせてもらった。一番下の画像に見える「うさぎ堂」の「う」も米山書から採ったものという。うーん,「う」にそこまでこだわっていたとは迂闊にも気づかなかった。
9種類のペーパーウェイトのうち「龍游鳳舞」(椿神社の注連石)は,一文字ずつの二文字セット(「龍」と「游」,「鳳」と「舞」)になっている。また,このシリーズだけは鉛を木に埋め込んだ蓋にも同じ色を使い目立たないようにする工夫がされていると T さんに教えてもらった。
先日は山桜材の「上善如水」(井手神社)を購入した。今回の「龍游鳳舞」は「シャム柿」だ。灰色から緑色がかった黒色で独特の縞模様がある。「植物学的にはムラサキ科に属する広葉樹で,学名は Cordia dodecandra,メキシコ,グァテマラ等の中南米に生育して」いて「現地でも希産種」だそうだ(「木工房オーツー」→http://e-o-2.com/blog/?p=4756または府中家具工業協同組合「木材図鑑」→http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/index.htm)。
もともと大胆で奔放自在と言われる椿神社の「龍游鳳舞」は一文字ずつ刻み龍が飛び鳳が舞っている姿を想像させる。「龍游鳳舞」は,オリジナルの書体といい一文字ペーパーウェイトといい出色のできばえである(ちなみに,「龍游鳳舞」は左から読んでください)。

  • 今治タオルの専門店「伊織」lublu matsuyama 店(ロープウェイ乗り場の隣)→https://www.i-ori.jp
  • 製造・販売:「うさぎ堂」(松山市中野町甲640番地,089-963-3772)