662一橋大学社会科学古典資料センター年報およびStudy Series(2013年)

年報(第33号)とStudy Series(第68号)が届く。
江夏が言うように,「貴重書図書館としての役割に加え,センター所蔵のコレクションを対象とする研究プロジェクト」が特徴になっている。また,国立大学で蔵書の保存修復のための工房を持っているのは一橋大学だけである。「貴重コレクションの所蔵・保存修復・公開・そこでの研究の遂行という事業は学問的には大変地味」とはいえ,一橋大学の「宝」であることは間違いない。

  • 一橋大学社会科学古典資料センター年報,No.33, March 2013
    • 江夏由樹「研究基盤としての社会科学古典資料センター――社会科学古典資料センター長に再任されて――」 
    • (投稿論文)田中大二郎・松本礼子「マレショセ隊員ギヨットのパリ住民データベース構想とポリス改革」
    • (資料紹介)福島知己「共和歴をめぐって」
    • 2012年センター報告・日誌
    • 新収図書リスト
  • Study Series
    • マリア=ベトレム・カステラ=イ=プジョルス(山崎【正しくは「大」ではなく「立」】耕一訳)「見えざるフランス革命――通信の統制から見た法と秩序(フランス,1789年-1795年)――」(50ページ, 一橋大学社会科学古典資料センター, Study Series No.68, November 2012)