519ドルトムント世界卓球選手権2012が熱い(最終日の生中継の予想)

今年の世界選手権は残念ながら北京行きと重なり観戦する余裕がまったくなかった。昨夜(日本時間)の男子準決勝(日本対ドイツ)の岸川第4セットからライブ(→http://www.ittf.com/itTV/)を観ることができた。岸川が3-1(世界選手権では5セットマッチ)で勝ち,水谷対ボル。水谷のミスが目立つ。それ以上にボルの速攻が冴えた。水谷がリードするセットもあったが,0-3で敗退。水谷が2敗となればいたしかたない。ドイツの2番手 OVTCHAROV Dimitrij に水谷が0-3で負けたのが痛かった。3大会連続の3位は上を狙える実力と見ていいと思う。
最終日は女子5・6位決定戦で日本はオランダと対戦する(現地時間9時30分,日本時間17時30分)。ライブ中継では同時間にある7位・8位決定戦ポーランド対ドイツ戦を予定しているようだ。
男子決勝は常勝中国対ドイツ(現地時間13時30分,日本時間21時30分)。ドイツが勝つためにはエース・ボルの2勝が絶対だ。
女子決勝は中国対シンガポール(現地時間16時,日本時間24時)。前回モスクワ大会(2010年)ではシンガポールが中国の9連覇を阻止した。シンガポールは準々決勝対ドイツ,準決勝対韓国ともいずれも3-2の接戦をものにしてきた。FENG Tianwei,WANG Yuegu,LI Jiawei のチームワークが抜群だ。中国は準決勝まで圧倒的強さを発揮している。シンガポールが前回と同様先手を取って中国を慌てさせれば2連覇の可能性がある。
準決勝までのビデオは itTV(→http://www.ittf.com/itTV/)で,左の2番目にある 2012 LIEBHERR 2012 World Team Table Tennis champinships Dortmund をクリックすると下にメニューが出てくる。

【追記】さきほど(22時55分頃),男子決勝戦が終了し,中国がドイツを3-0で降し優勝した。
Zhang Jike 3 (12-10, 11-6, 9-11, 10-12,11-6) 2 Boll, Timo
Ma Long 3 (11-3, 11-9, 13-11) 0 Ovtcharov Dimitrij
Wang Hao 3 (8-11, 11-5, 11-5, 12-10) 1 Baum Patrick
トップランカーを揃える中国の壁は厚かった。Boll が初戦を取っていれば違う展開になっただろう。Ma Long が9点を先に取られてからの逆転勝ちは見事だった。