1362福富健一著『日本共産党の正体』

書誌情報：新潮新書（803），255頁，本体価格800円，2019年2月20日発行

日本共産党の正体 (新潮新書)

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共産党や共産主義は自由や民主主義と相容れず，徹底して批判しなければならない。そのためには旧西ドイツ憲法のように共産党の存在そのものを憲法違反とし，保守主義政党と共産主義を排除した社会主義政党による二大政党制が生まれる必要がある。著者の共産主義論・共産党論はすでにどこかで見聞してきた。

「科学的知見，客観的データをもとに（中略）建設的な論戦や提言」（「おわりに」242ページ）の必要を説いていることからは，「客観的データ」を弄るなんて民主主義国家にあるまじき事件であることをあらためて教えてくれている。いいタイミングで出版された。

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