スウェーデンの卓球メーカー・スティーガ(STIGA)から,ラケットの重量をカスタマイズできる「カスタムウェイトテクノロジー」(CWT)を備えたラケットが発売される。
サイバーシェイプカーボン CWT (→https://stigasports.jp/product/サイバーシェイプ-カーボン-cwt/)とサイバーシェイプウッド CWT (→https://stigasports.jp/product/サイバーシェイプ-ウッド-cwt/)で,ともにグリップの底に取り付けることができる3グラム,6グラム,9グラムの重量パーツで調整する。グリップは FLA ,STR ,PEN の3種類がある。
先週のWTTシンガポール・スマッシュ(予選3月7日〜9日,本戦3月11日〜3月19日)の男子シングルのR16で,モーレガード[モーレゴード](MOREGARD Truls)と戸上隼輔の試合(戸上が 2-1 から逆転され,ゲームオール 9-11 の大接戦で,すばらしい試合だった!)の第4ゲーム,モーレガードがフォアレシーブでラケットを卓球台にぶつけ,ラケットを替えた。その時に,この重量パーツを外すシーンがあった。期せずして CWT を宣伝してくれたことになる。
スティーガは円形ではない特徴ある形のラケット(サイバーシェイプ:カーボン[→https://stigasports.jp/product/サイバーシェイプ-カーボン/],とウッド[→https://stigasports.jp/product/サイバーシェイプ-ウッド/])を開発・発売した卓球メーカーだが,今回はコロンブスの卵ともいえる調整可能な重量パーツを開発・発売した。ラケットの重さの調整はこれまで, ラケット本体とラバーの厚さによっていたが,さらにこの重量パーツによっても可能になり,バリエーションが増える。
かつて,マイラケットを重くし威力を増すということで,グリップの底に加工して釣り用のおもりを埋め込んで少し重くしたことがある。サイバーシェイプといい,今回の CWT といい,スティーガの挑戦は卓球界に新しい風を吹き込んでいる。
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