792『二村一夫著作集』独自ドメイン

インターネット時代の発行形態の先駆けとなった『二村一夫著作集』は1997年の創刊から法政大学大原社会問題研究所(OISR.ORG)にあった。この度独自ドメインを取得して新たな出発となった(→http://nimura-laborhistory.jp/)。
評者のインターネット事始はこの著作集との出会いにあった。かつて評者は「知的産物の客観作業の冒険――『二村一夫著作集』が意味するもの――」(関連エントリー参照)で「自己表現のひとつの模範として研究的志向をもつ者をしてひきつけてやまない」とか「20世紀末の日本にあらわれた意欲的試み。ウェブ活用の新しいスタイルを提起。近い将来のどこかでこんな回顧がなされるにちがいない」などと書いたことがある。
進化し続ける『二村一夫著作集』にふたたびエールを送りたい。