ドイツの自治体の多くが「フェアトレードタウン」運動(http://www.fairtrade-towns.de)に参加しているという(MAGAZINE DEUTSCHLAND, J 3/2012,ウェブ版→https://www.deutschland.de/)。
この記事によると,「フェアトレードタウン」は23ヶ国の1,100都市にあり,ヨーロッパでは EU が資金援助をする 'Aware & fair' のプロジェクトがある。これはドイツのハノーヴァー,マラビ・ブランタイヤ,チェコ・リトムニェジチェ,ポーランド・ポズナン,ハンガリー・ミシュコルツの共同イニシアチブである。
ドイツではこのほど100番目のフェアトレードタウンが誕生した。創立20周年を迎えた公益法人ドイツ・トランスフェア協会はこの100番目と全国20の自治体を新規フェアトレードタウンと認定したということだ。
日本では熊本市がフェアトレードシティになって有名になった(2011年6月)。フェアトレードタウン・ジャパン*1によると,熊本,名古屋,札幌,逗子,宇都宮,一宮に推進組織がある(→http://www.fairtrade-town-japan.com)。
「フェアトレードタウン」運動が始まって20年という。ゼミでフェアトレード関係文献を取り上げたこともあり,微力ながら応援していきたいと思っている。
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- 児童労働反対世界デーキャンペーン2012→https://akamac.hatenablog.com/entry/20120612/1339510467
- 渡辺龍也著『フェアトレード学――私たちが創る新経済秩序――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20110531/1306851124
- Alex Nicholls & Charlotte Opal, Fair Trade: Market-driven ethical consumption→https://akamac.hatenablog.com/entry/20100702/1278080177
- アレックス・ニコルズ/シャーロット・オパル編著(北澤肯訳)『フェアトレード――倫理的な消費が経済を変える――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20100412/1271084086
- 嶋中労著『コーヒーの鬼がゆく――吉祥寺「もか」遺聞――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20100224/1267020079
- 辻村英之著『おいしいコーヒーの経済論――「キリマンジャロ」の苦い現実――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20091108/1257688651
- FLO・IFAT・NEWS!・EFTA編(フェアトレード・リソースセンター訳北澤肯監訳)『これでわかるフェアトレードハンドブック――世界を幸せにするしくみ――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20081009/1223562322
- 川島良彰著『コーヒーハンター――幻のブルボン・ポワントゥ復活――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20081003/1223025281
- トム・スタンデージ著(新井崇嗣訳)『世界を変えた6つの飲み物――ビール,ワイン,蒸留酒,コーヒー,紅茶,コーラが語るもうひとつの歴史――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070825/1188035585
- アントニー・ワイルド著三角和代訳『コーヒーの真実――世界中を虜にした嗜好品の歴史と現在――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070719/1184840175
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*1:たまたま知人が活動メンバーのひとりであることを知った。