1728原田マハ著『フーテンのマハ』

書誌情報:集英社文庫(は-44-3),241頁,本体価格590円,2018年5月25日発行

小説すばる』(2009年10月号〜2010年12月号および2015年6月号〜2016年12月号)に連載されたののに加筆・集成したオリジナル文庫である。
原田マハは,「風の吹くまま気の向くまま出かける旅人」(222ページ)つまり「フーテン」である。旅仲間の旅人ネーム・御八屋千鈴(おはちやちりん)とのフーテン旅は,エコバッグ,小物バッグ,マイ箸,マイスリッパ,目覚まし時計,アクセサリー入れ,宅配用ビニールをお供の女子旅が基本である。
花より団子派ながら餃子の生まれ変わりであり,オスカルの生まれ変わりでもある。アートの取材旅行もする。天津丼の天津探索失敗談は笑ってしまった。
作家になる前からフーテンだった著者の旅が作品に投影していた。