439男子団体,決勝進出

男子団体の準決勝で日本(4)は 3-1 でドイツ(2)に勝ち,決勝に進んだ。1番の吉村はオフチャロフの強打に屈したが,2番で水谷がボルに勝って勢いをつけた。ボルにたいして1勝15敗とこれまでまったく歯が立たなかった水谷。銅メダリストとしての自信がプレーに切れ味を生み出していた。第3ゲームは競ったものの完勝といっていい。吉村・丹羽ペアのダブルスは吉村のサービス,丹羽の前陣でのプレーでドイツペアを寄せつけなかった。4番の水谷はこれまで4勝3敗と苦戦してきたシュティーガーを打ち砕いた。前・中陣での攻守でまったく問題にしなかった。

  • 吉村 0 (8-11, 3-11, 3-11) 3 オフチャロフ(OVTCHAROV Dimitrij)
  • 水谷 3 (11-5, 11-5, 12-10) 0 ボル(BOLL Timo)
  • 吉村・丹羽 3 (11-5, 13-15, 11-4, 11-5) 1 シュティーガー(STEGER Bastian)・ボル
  • 水谷 3 (11-5, 11-4, 11-4) 0 シュティーガー

もうひとつの準決勝,中国(1)が 3-0 で韓国(3)を降した。1番の張継科(ZHANG Jike)が鄭栄植(JEOUNG Youngsik)に 3-2 (13-15, 13-11, 9-11, 11-8, 11-4) となんとか振り切った。鄭のバックに止められて振り回され,第4ゲームまでは完全に負けゲームだった。張のしぶとい試合運びが逆転勝利をもたらした。