047日露戦争捕虜収容所写真展

NHK松山放送局「アートギャラリー」で開催中(2010年12月14日〜19日)の写真展に行ってきた。
日露戦争時の日本におけるロシア人捕虜と収容所の写真である。180枚を超える松山の写真と20以上の他の収容所の写真である。アルバムは当時のフランス領事リュシー・フォサリューのものでロシア国立映画写真古文書館で見つかったものだ。
この写真をもとにNHK「四国スペシャル 花のように綺麗な場所(ところ)に送られ候――日露戦争 松山捕虜収容所の記録――」も作られていた(2009年10月2日放送)。放送があったのは知らなかった。ロビーで鑑賞できた。
ロシア人捕虜収容所は最初松山だけであった。1905年1月の旅順戦以降捕虜が一気に増え,奉天(現在の瀋陽)戦後には7万人にもなった。松山を含む29の都市で捕虜収容所が開設されたという。
写真展には,ロシア・ノブゴロド州メドヴェージ村にあった日本人捕虜収容所の様子も展示してあった。日本人捕虜は約1,600人ほどいたという。ウラジヴォストークハルビン,チタ,イルクーツク,クラスノヤルスク,トムスク,オムスク,チェリャービンスク,ウファ,サマーラ,ペンザ,モスクワを経てメドヴェージに送られた。写真展主催の東京ロシア語学院によるメドヴェージの墓石発掘活動も紹介されていた。
国内初公開写真も含まれていた。来年早々に写真アルバムの復刻という形で公刊されるという(頒布形式や価格などの詳細は不明で,受付の人に聞いたら「東京ロシア語学院に問合せてください」とのことだった)。

  • (写真展の解説)東京ロシア語学院「日露戦争捕虜収容所写真展」(自炊版,pdfファイル,1.4MB)→[file:akamac:nichiro.pdf]