2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

447山田盛太郎「第二外国語経済学」講述ノート

山田盛太郎文庫(龍谷大学図書館所蔵)に山田の東京帝国大学経済学部「第二外国語経済学」(1930年4月〜7月)聴講者による講義録あった。聴講学生による講義ノート(奥山清四郎が山田用に清書して贈呈したノート)はこれのみとのことで貴重な記録といえる。 …

043小林昇著作目録ブログ版(1985)

通し番号 年月日 題名・書名 掲載紙誌・発行所 276 1985 学問的都城の現出 『柏祐賢著作集』(京都産業大学出版会)リーフレット 277 1985.1 大河内一男先生とわが国の経済学史研究*1 『労働史研究』2 278 1985.1 感懐 『立春』第400号 279 1985.2 久しい交…

243大学犬はなちゃんの日常(その232)

まさか出勤しているとは思わなかった。午後からゼミが3つ続く。その合間に郵便物を取りにいくとはなちゃんが執務中だった。二言三言言葉を交わし,ボディにさわりまくってからデジカメを研究室に取りにいって戻る。 執務を終え夕方の散歩の準備中だった。外…

446東京外国語大学の2学部改編構想

日経新聞を読んでいたら,「東京外大外国語学部,2学部に再編検討 研究「全地球レベル」へ布石」が目に飛び込んできた。亀山郁夫学長が寄稿したものだ。7課程26専攻語をもつ外国語学部を「言語文化学部」と「国際社会学部」に再編し,言語・地域のスペシャリ…

607水田洋著『思想の国際転位――比較思想史的研究――』,同『新稿 社会思想小史』,同『アダム・スミス論集――国際的研究状況のなかで――』

書誌情報:名古屋大学出版会,316+4頁,本体価格5,500円,2000年11月10日発行思想の国際転位―比較思想史的研究作者:水田 洋メディア: 単行本書誌情報:ミネルヴァ書房,xvi+334+26頁,本体価格2,800円,2006年8月10日発行新稿 社会思想小史作者:水田 洋メデ…

445ラジオに『資本論』が……

的場昭弘さんをメインコメンテーターとした「一週間 de 資本論」が放送されたのは昨年9月だった(NHK教育TV→http://www.nhk-book.co.jp/recommend/shihonron/,書籍→[isbn:9784140814383])。 今度は同じく的場さんを講師にNHKカルチャーラジオ「歴史再発見…

242大学犬はなちゃんの日常(その231)

このところ金曜日が勤務日になっているようだ。いつものように4時限目(14:40-16:10)の講義を終えて詰め所に向かうと,勤務を終えて散歩にそなえているはなちゃんが居た。しばらく談笑とボディタッチをして,夕方の散歩時の再会を約束した。 頃合いを見て外…

042小林昇著作目録ブログ版(特別版)

『日本学士院紀要』第65巻第3号(2011年4月)の抜き刷りが事務局から届いた。水田洋「故小林昇会員追悼の辞」(2010年9月13日開催の日本学士院総会)である。3ページ弱の追悼の辞,同じく3ページ弱の略歴,22ページの著作目録(本ブログの典拠資料からの転載…

444『季刊 読書のいずみ』第127号

書誌情報,全国大学生活協同組合連合会,80頁,無料,2011年6月発行,issn:1881-6231 - 夏号第127号が届いた。巻頭の「座・対談」は京極夏彦「見えないところに,見えるもの」。学生・院生向けの雑誌だけに,普段読む本とは違う傾向を知ることができていつも…

443大学の教育情報公表義務化の現状

2011年4月から大学の教育情報は公表義務化された。大学の教育研究上の目的やその基本組織,教員組織や教員数・各教員の学位や業績,入学者受け入れ方針と入学者数・収容定員・在学者数・卒業/修了者数・進学者数・就職者数など,授業科目とその方法・内容・…

442社会政策学会編『社会政策』第3巻第1号(通巻第8号)

書誌情報:ミネルヴァ書房,定価2,500円,2011年6月1日発行社会政策 第3巻第1号(通巻第8号) (社会政策学会誌)発売日: 2011/06/10メディア: 単行本 - 昨年愛媛大学で開催された社会政策学会第121回大会でのテーマ別分科会が「書評特集」になっている。二村…

041小林昇著作目録ブログ版(1984)

通し番号 年月日 題名・書名 掲載紙誌・発行所 265 1984 『アダム・スミス――批判的評価』への案内 Adam Smith Critical Assessmentsリーフレット 266 1984.3 ヘンダースンのリスト伝に寄せて*1 大東文化大学『経済研究』第6集 267 1984.3 サー・ジェイムズ・…

092なでしこジャパン対韓国戦を観戦

東京での学会幹事会を休ませてもらい,4月以降久し振りに休みとなった週末に,思い立ってなでしこジャパンの対韓国戦を観てきた(県運動総合公園・ニンジニアスタジアム,午後3時キックオフ)。今月26日に開幕する女子ワールドカップドイツ大会の壮行試合で…

241大学犬はなちゃんの日常(その230)

4時限目(14:40-16:10)の講義を終えて詰め所に向かうと,散歩前のおやすみ中だった。この時とばかり頭,お腹,お尻などさわりまくる。最初に薄目で応じてくれたあとはずっとなすがままだった。 そのうちある音に気づき目覚めそのまま散歩の準備をはじめた。…

051第18回東京国際ブックフェア

東京出張とちょうど重なり,2日間ある一般公開日のうち半日だけ覗き見できそうだ。同時開催の国際電子出版EXPOや教育ITソリューションEXPOは見れそうもない。 第18回東京国際ブックフェア→http://www.bookfair.jp/ja/Home/ 日時:2011年7月7日(木)〜7月10…

441『IDE現代の高等教育』第531号(2011年6月号)

特集は「就職難打開への道」だ。就職難は大学生の進路選択を考えるうえでは絶好の機会ととらえるべきで,「高就職率は望ましいことではあるが,これを大学の目標や学生募集の目玉にするのは,大学としては慎むべきである」(小林俊一「(巻頭言)就職氷河期…

040小林昇著作目録ブログ版(1983)

通し番号 年月日 題名・書名 掲載紙誌・発行所 260 1983.2 サー・ジェイムズ・ステュアートと経済学における歴史主義*1 『三田学会雑誌』第75特別号(高橋誠一郎名誉教授追悼特集号) 261 1983.2 (書評)最後の漢詩人 一海知義著『河上肇 そして中国』 『東…

606大黒岳彦著『「情報社会」とは何か?――〈メディア〉論への前哨――』

書誌情報:NTT出版,iv+241+xx頁,本体価格3,600円,2010年8月19日発行「情報社会」とは何か? 〈メディア〉論への前哨作者:大黒岳彦発売日: 2010/08/12メディア: 単行本 - メディア技術の分析が秀逸だが難解だ。写真,映画,ラジオ,新聞(電信)の進化を押…

091福岡にて「ちゃんぽんうどん」を食す

所用で九州へ。朝一番の福岡便は折り返し便が着陸できず欠航となる。昼前の第2便で福岡に向かう。空港2ビル内にある「はち屋」(→http://shop.fuk-ab.co.jp/store/shop/details/shop_detail38.html)で「ちゃんぽんうどん」(680円)を食した。 なんでも福岡…

440国産ペン先万年筆100年

国産ペン先万年筆が作られてから100年だそうだ(セーラーが嚆矢で,パイロットが1918年,プラチナが1919年創業)。「万年筆 手書きの友」(朝日新聞,2011年6月11日付)で知った(角谷陽子署名記事)。セーラー万年筆天応工場(広島県呉市)のペンドクター,…

240大学犬はなちゃんの日常(その229)

4時限目(14:40-16:10)の講義を終えて,感想文を読む。講義の前に散歩中のはなちゃんの目撃情報を書いている受講生が多かった。今日は出勤するとは聞いていたので,帰宅時間を狙って詰め所に向かうと,研究棟裏側で草を食むはなちゃんを見つけた。 一通り散…

439「脉」と「脈」

読もうと思いながらまだ買っていない一書に大城孟著『解体新書の謎』(ライフ・サイエンス社,2010年5月,[isbn:9784898013410])がある。『解体新書』はドイツ人医師クルムスの医学書"Anatomische Tabellen"のオランダ語訳『ターヘル・アナトミア』を翻訳し…

605トマス・ホッブズ著(水田洋編訳・解説)『ホッブズの弁明/異端』

書誌情報:未來社,141頁,本体価格1,800円,2011年6月10日発行ホッブズの弁明/異端 (転換期を読む)作者:トマス ホッブズ発売日: 2011/06/13メディア: 単行本 - 編訳・解説者は昨日まで松山にいらっしゃった(関連エントリー参照。5月29日には名古屋に帰られ…

604雫井脩介著『クローズド・ノート』

書誌情報:角川文庫(し-37-1),444頁,本体価格667円,2008年6月25日発行クローズド・ノート (角川文庫)作者:雫井 脩介発売日: 2008/06/25メディア: 文庫 - 主人公・堀井香恵は教育大学在学中である。自室に残されていたノートに書かれていた小学校教師の…

438愛媛大学震災ボランティアが新聞に

地震・津波・原発事故直後に立ち上げた愛媛大学震災ボランティアについて,地元愛媛新聞が大きく取り上げてくれた(2011年6月6日付)。新人記者・渡部聡弓さんが「愛媛への避難者応援 愛媛大生・卒業生ら団体設立 集めた物資や情報届ける」の見出しでわれわ…

084聴覚障害者と地震

愛媛大学防災ボランティアは地震発生後ささやかながら被災者支援をしてきた。学生グループとの連携や別のNPOとの連携による現地でのボランティアなども実行段階に入った。現地でのボランティアが一番だろうが,さまざまなボランティアがあっていいとの思いか…

090大橋堂万年筆ペンクリに行く

いよてつ高島屋にて日本の伝統展(6月1日〜7日)に行く。仙台の手作り万年筆・大橋堂(植原友一さん)が来ているからだ。大橋堂・万年筆の長年の愛好者であり,久し振りにペンクリをお願いした。 20数年愛用してきた万年筆は,2本とも首軸(しゅじく)の漆が…

039小林昇著作目録ブログ版(1982)

通し番号 年月日 題名・書名 掲載紙誌・発行所 255 1982.2 父の辞表*1 『父のいる風景 上』(日本経済評論社) 256 1982.2 気になる些事*2 『大東文化』第334号 257 1982.3 (書評)内田義彦著『作品としての社会科学』(1981年)を読む*3 専修大学社会科学…

239大学犬はなちゃんの日常(その228)

先週金曜日には講義終了後水田洋さんに会いに行ったため,夕方の散歩前のほんの数分だけだった。夕方の散歩時間が近づいたため準備を始めたのであって,評者との逢瀬を喜んでいるわけではない。いつもながらカメラのシャッターを避けるように座るのが小憎ら…

604小澤卓也著『コーヒーのグローバル・ヒストリー――赤いダイヤか,黒い悪魔か――』

書誌情報:ミネルヴァ書房,xiv+326+6頁,本体価格3,000円,2010年2月25日発行コーヒーのグローバル・ヒストリー 赤いダイヤか、黒い悪魔か作者:小澤 卓也発売日: 2010/02/25メディア: 単行本 - コーヒー産業を生産から消費にわたってバランス良く叙述した本…