879クリストファー・ベルトン著渡辺順子訳『こんなとき,英語ではこう言います』

書誌情報:コスモピア,205頁,本体価格1,300円,2013年3月1日発行

こんなとき、英語ではこう言います

こんなとき、英語ではこう言います

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生粋の日本人のおじさんにとっては,英語のさなざなま言い回しどころか日本の若者言葉にもついていけていない。昨夜もとあるアメリカ人と話していて「落語」が伝わらなかった。国が違い文化が違えばさもありなんとあらためて思った。
英語を使うときつねに日本語から英語を考えている評者程度の英語力からみると,ネイティブはこう表現するという事例集はありがたい。定番から頻度の高い表現も日本語に一対一で対応する英語があるわけではない。場面場面で表現が異なる。状況や文化的背景のもとで身につけた言葉ではない外国語はやはり簡単ではないということだろう。
本書は引く本ではなく,読む本だ。日本語の代名詞の多様さに苦労し,男言葉と女言葉の違いを知った著者の経験に裏打ちされている。「さすが」だ。こんなときは Very impressive. というのかな。
話は変わって,先週のこと,道後の足湯でイギリス人家族3人と会った。ロンドン育ちという旦那は Keynes をキーンズと言っていた。ケインズみずから sugar canes のケインズと同じ発音だと説明したエピソードがあるが,普通のイギリス人にとってはケインズはキーンズだった。