2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

291演劇『資本論』

フェスティバル・トーキョー(F / T 09, 2009.2.26-3.29)で,ドイツのアーティスト集団リミニ・プロトコルが「カール・マルクス:資本論,第1巻」を上演(2.26-3.1)している(公式サイト→http://festival-tokyo.jp/program/capital/index.html)。 情報源 In…

190丸善ライブラリーニュース復刊第5号

2009年2月23日発行の最新号(通号157号)が届いた。お茶の水女子大学の例から,現代社会を知識基盤社会としてそのなかで図書館をどのように位置づけるかについてと昨年11月開催された第10回図書館総合展の報告が掲載されている。丸善ライブラリーニュースア…

290ケン・オールダー著(青木創訳)『嘘発見器よ永遠なれ――「正義の機械」に取り憑かれた人々――』

書誌情報:早川書房,410頁,本体価格2,500円,2008年4月25日発行嘘発見器よ永遠なれ作者: ケンオールダー,青木創出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/04/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る - 嘘発見器による…

111大学犬はなちゃんの日常(その104)

日中日差しがある時は,自宅を出て日だまりで日光浴をしたり,寝たりしている。昼食後訪れた時には自宅横の地面を掘っていた。 夜8時前,さよならを言いにふたたび自宅を訪ねる。いつものポーズで寝ている。ガラス越しにカメラを向けると気づかれ,起こして…

289本山美彦・萱野稔人著『金融危機の資本論――グローバリゼーション以降,世界はどうなるのか――』

書誌情報:青土社,163頁,本体価格1,400円,2008年12月25日発行金融危機の資本論―グローバリゼーション以降、世界はどうなるのか作者:本山 美彦,萱野 稔人発売日: 2008/12/23メディア: 単行本 - 金融危機真っ盛りの2008年10月の,朝日カルチャーセンターで…

288小坂井敏晶著『責任という虚構』

書誌情報:東京大学出版会,x+263+23頁,本体価格3,500円,2008年7月30日発行責任という虚構作者:小坂井 敏晶発売日: 2008/08/01メディア: 単行本 - どこか既読感があった。ひとつは社会の分業構造のなかで兵器生産への関わりが希薄化される現代日本の産業を…

287貴志俊彦・土屋由香編『文化冷戦の時代――アメリカとアジア――』

書誌情報:国際書院,281頁,本体価格2,800円,2009年2月20日発行文化冷戦の時代―アメリカとアジア作者: 貴志俊彦,土屋由香出版社/メーカー: 国際書院発売日: 2009/02メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る - 広報宣伝活動に代わ…

110大学犬はなちゃんの日常(その103)

今朝は雨だったため,連れ合いに車ではなちゃんの自宅前まで送ってもらう。ちょうどTHさんとの朝食を終えたばかりのはなちゃんに会う。自宅近くで草を口にしている。挨拶すると尻尾を一回振ってくれたようには見えた。いつもながらの素っ気ないはなちゃんだ。…

020ある統計集の正誤表

財団法人経済広報センター発行の「Japan2009 英文国際比較統計集」に訂正があったとして,直接購読した評者にシール方式の訂正表が送られてきた。2個所で,ひとつは単位の誤表示,いまひとつは数値の訂正である。 すでにホームページでは周知している。評者…

286ノーマ・フィールド著『小林多喜二――21世紀にどう読むか――』

書誌情報:岩波新書(1169),iv+263頁,本体価格780円,2009年1月20日発行小林多喜二―21世紀にどう読むか (岩波新書)作者:ノーマ フィールド発売日: 2009/01/20メディア: 新書 - プリンストンで日本文学・日本文化を専攻する著者の小林多喜二論である。密度…

285柳川範之著『独学という道もある』

書誌情報:ちくまプリマー新書(102),143頁,本体価格700円,2009年2月10日発行独学という道もある (ちくまプリマー新書)作者: 柳川範之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/02/01メディア: 新書購入: 8人 クリック: 90回この商品を含むブログ (23件) …

109大学犬はなちゃんの日常(その102)

午後,院試の面接が終わり,外にでると,はなちゃんは水たまりで遊んでいる。というか,自宅に綺麗な水があるのに,わざわざ溜まった水を飲んでいる。そっとして,自宅をのぞくとベッドが乱れていたので直す。はなちゃんが近づいてきて,クンともワンとも言…

189図書館は情報収集拠点

日経新聞文化欄の署名記事(松岡資明「図書館,地域の情報拠点に」,2009年2月14日付け)が目に入った。「図書館が変わり始めている」として,起業支援や農業経営を手助けする公共図書館を紹介している。 紹介されているのは,以下の図書館だ。 栃木県小山市…

036労研饅頭

昨日(2009年2月14日),近代史文庫例会「労研饅頭のはなし」があり,聞いてきた。浜田紀男(大阪山宣会事務局長)「松山銘物・労研饅頭から見えてくるもの」,桝井秀雄(鈴峰女子短大教授)「酵母菌のはなし」の2報告と,浜田報告の間に,松山城南高校生に…

108大学犬はなちゃんの日常(その101)

愛媛新聞2009年2月14日付にはなちゃんが登場した(引用に際しては,算用数字にあらためた個所がある)。 愛媛大 犬「はなちゃん」 学生癒すアイドル 愛媛大学(松山市文京町)のキャンパスに住みつき,行き交う学生を”つぶらな瞳”で見つめるちょっとメタボな…

284木暮太一著『マルクスる?――世界一簡単なマルクス経済学の本――』

書誌情報:マトマ商事出版局,228頁,本体価格1,000円,2007年1月13日発行マルクスる?-世界一簡単なマルクス経済学の本作者:木暮 太一発売日: 2006/01/06メディア: 単行本(ソフトカバー) - 奥付を見たら,「2008年3月20日第3版」とあった。労働日や本源的…

188松山は「日本一の文学の舞台」

朝日新聞で「日本一の文学の舞台」(「日本一の旅」第92回)の記事があった。読者アンケートなどにもとづいて結果を報じていた(回答総数9,440人,2009年2月11日付)。これによると「坊っちゃん」の松山が堂々の第1位だった。漱石は松山をさんざんこきおろし…

283秋道智彌著『クジラは誰のものか』

書誌情報:ちくま新書(760),231頁,本体価格740円,2009年1月10日発行クジラは誰のものか (ちくま新書)作者: 秋道智彌出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブログ (14件) を見る - 日経の文化…

282大村敦志著『他者とともに生きる――民法から見た外国法――』

書誌情報:東京大学出版会,xx+253頁,本体価格2,800円,2008年1月30日発行他者とともに生きる―民法から見た外国人法作者: 大村敦志出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2008/01/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る - …

281基礎経済科学研究所編『時代はまるで資本論――貧困と発達を問う全10講――』

書誌情報:昭和堂,xvi+292頁,本体価格2,400円,2008年12月25日時代はまるで資本論発売日: 2008/12/01メディア: 単行本 - 『資本論』はたしかに資本のもとへの労働者の包摂を告発した書物である。それと同時に,働きがいのある人間らしい社会の創造への提起…

280マルクス作(バラエティ・アートワークス漫画)『まんがで読破 資本論』

書誌情報:イースト・プレス,190頁,本体価格552円,2008年12月15日発行資本論 (まんがで読破)作者:マルクス発売日: 2008/12/01メディア: 文庫 - 『資本論』を漫画にしたということで読んでみた。「資本の生産過程」,「搾取」,「労働の売買」,「価値」の…

019新潮文庫Yonda?CLUBの「Yonda?リストウォッチ」

前から欲しかった「Yonda?リストウォッチ」が届いた(新潮文庫Yonda?CLUB→http://www.shinchosha.co.jp/bunko/yondaclub/)。シチズン製の「重量感のある本格派」だ。2011年には終了するらしい。 さて,いつ腕にはめようか。

187経済学史学会『経済学史研究』第50巻第2号

書誌情報:経済学史学会,定価3,000円,2009年2月5日発行,ISSN:18803164 - 折しも,藤生京子「古典の思想家 再注目 世界不況の経済学」(朝日新聞,2009年2月7日付)の記事があった。危機の時代を迎え,スミス,ケインズ,ハイエク,シュンペーター,ガルブ…

279竹内洋著『学問の下流化』

書誌情報:中央公論新社,vi+302頁,本体価格1,900円,2008年10月10日発行学問の下流化作者:竹内 洋メディア: 単行本 - ここ数年(古いもので2000年)のエッセイ,書評,評論を「学問の下流化」としてまとめたもの。「単読(一ジャンル)系以上,雑読系未満…

018ブログ開始2周年

2007年2月5日にこのブログを書き始めて丁度2年経った。book review だけではなくなってはいるが,本の周辺の話題はこれからも中心にしていくつもりだ。 いまの心境を,ユークリッドが言ったという言葉を言い換えたマルクス(『資本論』フランス語版序文)に…

107大学犬はなちゃんの日常(その100)

夜間主コースの講義(最終回なので試験)の前に自宅を訪れるといない。THさんのはなちゃんグッズが置いてある。どうやらはなちゃんはTHさんを連れて長い散歩に出かけたようだ。はなちゃん不在の間に艶(なま)めかしいベッドだけを撮った。 実はこのピンクの…

035愛媛大学広報セミナー

今日の午後は,『週刊 東洋経済』編集部副編集長・三上直行さんの「経済誌はなぜ大学特集を組むのか――編集者の視点,そこから見える大学の課題と将来像――」の講演を聞いてきた。愛媛大学でのこの種の催しは,2007年12月6日につづく企画だ。 三上さんは,大学…

186東洋文庫にある『国富論』初版本

槙原稔「「東洋文庫」守り広める――国内最大の学術資料収蔵,一般の人にも公開――」(日経新聞,2009年2月3日付け)によると,東洋文庫にアダム・スミス『国富論』初版本があるとのことだ。東京・本駒込にある東洋文庫(現在建て替え中で2011年にグランドオープ…

278田辺まりこ著『稼げる男のセックステクニック』

書誌情報:KKベストセラーズ・ベスト新書(212),182頁,本体価格705円,2009年1月20日発行稼げる男のセックステクニック (ベスト新書)作者:田辺 まりこ発売日: 2009/01/09メディア: 新書 - 著者から直接メッセージがあった(田辺まりこ著『枯れない男のセ…