1738立野井一恵著『日本の最も美しい図書館(改訂版)』

書誌情報:エクスナレッジ,153頁,本体価格1,800円,2023年10月3日発行

大学や公共の美しい図書館を眺めて楽しめる。新しい設計の図書館もあれば,古い建築を活かしたもの,廃校となった校舎のリノベもある。自分の住んでいる図書館,日頃使っている図書館の検証にも役に立つ。

  1. 武蔵野市立ひと・まち・情報 創造館武蔵野プレイス「縦横無尽に「ルーム」が溶け合う心地よい居場所」
  2. 多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)「アーチ曲線が連続するアートのような図書館」
  3. 成蹊大学情報図書館「球形のプラネットが宙に浮かぶ未来派ライブラリー」
  4. 国立国会図書館国際子ども図書館「「帝国図書館」の品格を今に伝える児童書のお城」
  5. 東京都北区立中央図書館「赤レンガ倉庫を活用した新しいかたちの図書館」
  6. 東京大学総合図書館「最高学府の威厳をたたえるゴシック風建築の図書館」
  7. 東京都千代田区立日比谷図書文化館「あらゆる本の情報を発信する三角形のビル」
  8. 東京都江東区深川図書館「明治の面影を残す荘厳なドリス式建築」
  9. 東京都中央区日本橋図書館「震災と戦災を乗り越え百年の歴史を刻む図書館」
  10. 神奈川県立図書館前川國男館「モダニズム建築の精神が息づく戦後日本の代表作」
  11. 千葉市中央図書館「四季折々の表情を楽しむ憩いの空間」
  12. 水戸市立西部図書館「円形ドームから放射状に広がる花びら型の図書館」
  13. 山梨県立図書館「ぶどう棚をモチーフにした光ふりそそぐ大空間」
  14. 長野県小布施町立図書館まちとしょテラソ「山並みを思わせる曲面屋根を冠した三角平面の図書館」
  15. 新潟県十日町情報館「本に囲まれた空間は地元の「河岸段丘」を大胆に再現」
  16. 京都府立植物園きのこ文庫「植物園のきのこ型書架で本に親しむ」
  17. 京都市京都国際マンガミュージアム「小学校をリノベしたマンガの聖地」
  18. 京都府立図書館「明治の名建築と平成の新館のコラボ図書館」
  19. 国立国会図書館関西館「1800万点を超える資料を保管する巨大な地の収蔵庫」
  20. 京都市京都芸術センター図書室「明治初期に建てられた小学校を再生したアートの拠点」
  21. 大阪府中之島図書館「ギリシャ神殿のように美しい明治の名建築」
  22. 兵庫県洲本市立洲本図書館「近代産業遺産の紡績工場を図書館に」
  23. 兵庫県神戸市立東灘図書館「リバーサイドの立地を活かした緑豊かな図書館」
  24. 兵庫県丹波篠山市立中央図書館「時計塔のある赤レンガ積みの本の広場」
  25. 兵庫県赤穂市立図書館「昼と夜で違う表情を見せる洗練の読書空間」
  26. 関西学院大学図書館「大学を象徴するヴォーリズム建築スタイル」
  27. 神戸大学附属図書館社会科学系図書館「ステンドグラスと曲線がつくる静謐な読書空間」
  28. 滋賀県甲良町立図書館「昭和の面影漂う総ヒノキ造りの元小学校校舎」
  29. 愛知県日進市立図書館「四隅にそびえる象徴的な4つの塔」
  30. 岐阜県高山市図書館「煥章館」「飛騨地方初の小学校をイメージしたフランス風建築」
  31. 三重県志摩市立図書館「東京駅スタイルのレトロな図書館」
  32. 金沢市金沢海みらい図書館「6000の丸窓からの光に満たされた巨大ワンルーム
  33. 福井県立図書館「十字型の柱から光がふりそそぐ庭園図書館」
  34. 国際教養大学中嶋記念図書館「傘のような大屋根を秋田杉が支える「本のコロセウム」」
  35. 仙台市仙台市民図書館「海藻をイメージした13本のチューブが支える大胆な構造」
  36. 宮城県図書館「全長200m 緑の中に着陸した銀色の宇宙船」
  37. 岩手県大船渡市立図書館「三陸の海をモチーフにしたコンクリートの城郭」
  38. 山口市立図書館「優雅な山並みと呼応するビッグウェーブ
  39. 佐賀県武雄市図書館・歴史資料館「図書館とカフェ,書店が融合する年中無休の公共図書館
  40. 北九州市立中央図書館「アーチ屋根が大胆に折れ曲がる個性派フォルム」
  • コラム
  1. 使われなくなった図書館その1(旧弘前市立図書館「八角形のドームが印象的な日露戦争の遺産」,学習院北別館(旧図書館)「桜の意匠を散りばめた和洋折衷の洋館」)
  2. 使われなくなった図書館その2(同志社有終館「火災を超えて残る明治前期のレンガ壁」,旧水口図書館「戦前ヴォーリズ建築の「珠玉の小品」」)
  3. 文豪たちの「図書館」(遅筆堂文庫「作家が故郷に贈った約22万冊の蔵書を公開」,立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター「ほの暗い土蔵で紡がれた怪奇と耽美の世界」)
  4. 図書館の歴史「国家の蔵書保管から民衆に開かれた存在へ」