1289水谷真紀編『「コレクション・モダン都市文化第84巻」台湾のモダニズム』

書誌情報:ゆまに書房,955頁,本体価格18,000円,2012年12月25日発行

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日本統治時代の台湾を日本人がどう見たかを知る手がかりになる資料が収録されている。1930年代,40年代ともなれば日本語教育が政策として徹底され,皇民化運動によって強制力が増していく。日本語が「通用」する台湾と日本語化する意味とを考えることができる。
収録日本語文献は,『台湾勧業共進会案内』(1916年1月,台湾勧業共進会協賛会),『台湾鉄道旅行案内』(1934年8月,台湾総督府交通局鉄道部),『台湾風土記 巻之1〜巻之4』(1939年2月〜10月,日孝山房),春山行夫著『台湾風物詩』(1942年7月,生活社),『民族台湾 第3巻第5号』(1943年5月,東都書籍株式会社)である。