708経済理論学会編『季刊 経済理論』第50巻第4号

書誌情報:桜井書店,130頁,本体価格2,000円,2014年1月20日発行

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マルクス経済学の数理化とケインズ理論の展開に大きく貢献した置塩信雄(没後10年)の特集がある。置塩経済学の現代への適応や理論体系の発展について焦点を当てている。

ジャンル 執筆者 タイトル
特集 置塩経済学の可能性 -
- 大野 隆 特集にあたって
- 中谷 武 置塩「蓄積論」再考
- 吉原直毅 マルクス的経済理論における置塩(1963)以降の進展――搾取理論の場合――
- 松尾 匡 物象の世界と人間の世界の二重の把握――労働価値論概念純化への置塩の道を進めて――
- 森岡真史 置塩経済学と森嶋経済学
論文 関根順一 機械体系による生産――ナッシュ均衡――
- 小林陽介 アメリカ経済の金融化と企業金融――企業と金融機関との関係に注目して――
書評 大友敏明 楊枝嗣朗著『歴史の中の貨幣――貨幣とは何か――』
- 川口和仁 金江亮著『マルクス派最適成長論』
- 斉藤日出治 森岡真史著『ボリス・ブルックスの生涯と思想――民衆の自由主義を求めて――』
- 岡本英男 井手英策著『財政赤字の淵源――寛容な社会の条件を考える――』
- 飯田和人 鳥居伸好・佐藤拓也編著『グローバリゼーションと日本資本主義』
- 板木雅彦 SGCIME編『増補新版 現代経済の解読――グローバル資本主義と日本経済――』
- 米田 貢 建部正義著『21世紀型世界経済危機と金融政策』
書評へのリプライ 佐々木隆 マルクスの物象化論』に対する書評(評者:神山義治氏)へのリプライ
論文の要約(英文) - -
刊行趣意・投稿規定 - -
編集後記(藤田真哉) - -